せまるニック・オブ・タイム (富士見ファンタジア文庫 92-20 フルメタル・パニック)
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ちょっと大人の
今回のメインのお話はウィスパードです。
彼女(彼)たちがどうやって生まれたかという物語の核心に迫る話です。
が・・・そんなことはどうだっていい、クルツです!クルツ君大活躍です。
今までありそでなかったマオとついに・・・大人ですアダルトです!
クルツファン必読です。
あとヨン君もでてます。あれユン君だっけ?(なんか違うような)
ライトノベル・・・と言えない重さ。
流石、賀東招二。
そう唸らされた一冊でした。
そして、このライトノベルがすごい一位を獲得した実力、
間違いありません。
しかし、ライトノベルと言うには少々重さが激しい巻でした。
物語は収束へ向け一気に動いていて、とにかく読み手の私たちは
その物語の荒波でもみくちゃにされます。
謎が解明される快感と、彼等が抱く希望と、訪れる困難と、
その困難に立ち向かう意志と、喜びと悲しみと。
確かに、最近はライトノベル流行りで沢山の作品があります。
売れている本だっていくつもある。
この作品だってライトノベルらしく「あり得ない技術」が出てくるし、
短編版にはライトノベルらしい「軽いノリ」もあります。
だけど、この長編版フルメタはとにかく一撃が重い。
後半戦に入って、ソースケが一人になったあたりから、
なんだかどんどんライトじゃないパンチが来る。
他のライトノベル作品だってフルメタより人が死ぬ物語は沢山あるのに、
フルメタの方が泥臭くて血なまぐさくて、そして人間くさいのは
どうしてでしょうか。
とにかく、圧巻の一冊でした。
まだ色んな感情にもみくちゃにされた波から抜け出せずにいます。
読後に呆然
フルメタの長編シリーズも、いよいよクライマックス。
最終章を目前に控え、物語もヒートアップしていきます。
本作では今まで話の中心に据えられていた「ウィスパード」に焦点をあて、ついに作品根幹の謎が明らかになっていきます。
この辺りを知ってから1巻などを読み返すと、幾つかの点で「ああ、なるほど」と膝を打つことでしょう。
今回も登場キャラも熱く、血の通った人間である事を知らされ、それぞれの想いがぶつかり合います。
前巻が宗助の巻だとしたら、今回はかなめをはじめとするウィスパード達。テッサやクルツなどのTDDチームが主役です(もちろん宗助も活躍していますが)。
彼らの動向には目が離せません。
長編クライマックス直前
この本は、クライマックス直前の巻なので、今まで伏線を張っていた
事、謎が明らかになります。
ウィスパードとは何か?なぜブラックテクノロジーを知っているのか?
設定画にあったレーバティンの肩にあるユニットの詳細?クルツのオンナの正体?
レナードの目的と千鳥にこだわる理由?前巻でクルツが意味深な発言した赤のエリゴールの
正体?一部ですが明らかになるアムルガムの組織の謎?クルツとマオの関係はどうなるのか?などの
疑問に答えるのが、この本です。
めぐるましく話が展開されていきます。激戦連続の戦闘シーン。400ページ越えの大長編です。
クルツファン必見の巻です。
きっともう傍観者ではいられなくなる
終わるデイバイデイから続くこの物語の、読んでいて辛いこのせつなさは
いったい何なのでしょう?。
近頃、ぬるい物語が多い中で、悲しすぎる展開です。
しかし、この物語の中のキャラクター達に幸おおかれと応援するしかないくらいに
感情移入してしまっている自分がいます。
どんな結末になるのか、正直想像もつきませんが、命を燃やすキャラクター達を
そして作者を見届けたいと思います。
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