富裕層はなぜ、YUCASEE(ゆかし)に入るのか

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2005年流行語大賞:『富裕層』

この本を読んでふと思い出したけど、2005年の流行語大賞は『富裕層』だったんですよね。
一過性のブームではなく、日本社会の現実だったのね・・・・と強く実感。。

最近は「格差縮小」がキーワードとして語られていますが、この本の示す社会、数年後の日本なのかも。

1企業のビジネスを入り口とした、日本社会論とも呼べる一冊です。

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情報操作社会を生き抜く「賢者」

単に富裕層ビジネスを展開する企業/富裕層個人に特化した内容ではなく、世の中全体が判る本だと思う。人々は、世の中の巨大なメディアや政治の力によって完璧に情報操作されている。その裏を読み、「次に我々にはどのような行動を取るべきなのか」、という先見の明が立てられれば、人間は成功者になれるのだと思った。
人間の敵は人間ではない。世の中そのものなのである。

富裕層が与える夢

良くあるテレビ番組のワンシーン。
*家が何坪あります
*海外に別荘あります
*外車が何台あります、

でも、それはあくまでも上辺。
この本を読んで、富裕層の内面であったり、本当の彼らの姿というものがわかった。
何を考え、何を行動指針としているのか。
そして富裕層になるまでに、どんな努力をしてきたのか、
それらすべての疑問を氷解してくれた本。

さらに人口減少で将来が不安な日本経済だが、
全資産の20%を持つ富裕層の購買活動を活性化することで、
全体の消費活動が活性化しそうで明るい希望も見えてきそうだ。

富裕層が努力と工夫で今の地位と資産を築いたことを見るにつけ、
ニート、派遣、サラリーマンら夢が持てなくなった若い層の人たちにも、
「よし、俺も、明日から」という希望を与えそうだ。

今までになかった富裕層の本

実際の富裕層の声が載っています。
だいたい富裕層の本はマーケティング関連が多い中でちょっと異色です。

全体的には評論っぽい本です。

どこかで読んだ話/期待外れ

他の方のレビューにもありますが、どこかで読んだことがある話ばかりです。
それでもお奨めできる人がいるとすれば
1.<ゆかし>に入る資格がある人で<ゆかし>の存在を知らなかったという人
 (富裕層にしてはちょっと情報網が狭いと思いますが・・・。)
2.<ゆかし>に入れる人間になるために明日から頑張るぜという人
 (本書を読んでも具体的な行動に結びつくヒントはありませんが・・・。)
3.富裕層向けビジネスを考えるために何でもいいからヒントが欲しい人
 (本書よりも、本書でも何度か紹介されますが、『ザ・ニューリッチ』などの方が内容的にもお奨めですが・・・。)
私自身は、以前から著者の興した会社の事業内容に興味があったため、
本書にも期待していただけに、正直期待外れでした。

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