明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045) (アスキー新書 45)
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ネット広告マンにはヌルイ
アナログ広告にいるおじさん向けに丁寧に分かりやすく書いてあるが、ネット広告に携わる者にとっては物足りないというか分かりきった内容に思える
広告業界で稀有な人
個人的にはTVとは絶縁状態でCMはもうその役目も使命も終えたと思っているが、
広告業界にこれほど洞察力のある人がいるとは驚きだった。
広告の世界にいる人は本書で勇気づけられるだろうと感じた。
ただそれほど楽観できる業界ではないのも事実。
予想だにしない大津波がそこまで来ているかもしれない。
まともな広告マン、マーケターにはモノたりん!...のでは?
ここのところいくつか出版された本、
例えば、「キット勝つマーケティング」「WEBキャンペーンのしかけ方」すこし前だが「インサイト」等の中で語られたエッセンスのまとめ版。のような感じ。
あ、だから新書なのか。
つまり中身は、
インサイト → キー・アイディア が大切だ。と、
そして、それは少人数チーム全員で見つけ共有しよう。と、
そういう内容です。
文書は非常にわかりやすく、
また、スラムダンクのキャンペーンの事例は勉強になります。
ただ、やはり同じ時代を共有している分、
今、世のクリエーター、プランナー、そして企業のマーケターが感じていることや、そして先に述べた著書と、
言いたい主張は詰まる所どうしても同じになってしまうんですよね。
新しい発見はなかったかも。というか、また皆で探していくんでしょうね!
今、広告会社のクリエーターやプランナーはこんな風に考えているんだ、
というのを理解するには良い本です。
思考停止ではもはや役に立たないということを再認識
広告を扱った本というと、自称「成功事例」の単なる羅列であったり、広告を広告しているかのような、実践と中身を伴わない「机上の空論」であったりすることも多いが、この本は著者の理念と実践の両方から語られていく。
まず、著者は広告を消費者へのラブレターに例えて、超・情報供給過多の時代に「ラブレターは普通に受け取ってもらえなくなった」という現実を認める。認めたうえで、「明日の広告」を考えていくのだが、その考え方が実に本質を捉えている。
徹底的に消費者本位で考えるということ。メッセージを届けたい相手をリアルに考える。そうすれば、これまでのマス4媒体とネットの組み合わせという、固まった「メディア・ミックス」ではない、新しいコミュニケーションのあり方が生まれてくる。ファミリーレストランも公園のゴミ箱もメディアになりうる。この本に取り上げられている「スラムダンク1億冊キャンペーン」の具体例は、広告の最前線に立ち、ネットと既存メディアの広告の両方に向き合ってきた著者ならではの、こうした考えの実践例だ。
消費者もメディアも変わり続ける時代には思考停止していては全く役に立たないということを思い出させてくれる。
ネット以外の広告屋さんに特におすすめ
消費者本位で広告を考えると、広告屋は消費者をもっと知らなければなりません。
ユーザーがメディアを転々と渡り歩くので「こんなターゲットに売りたい」ではなく、「こんな人がこの商品を求めている」という視点で広告をデザインしないと失敗する時代。
ネット以外の広告をあまり知らない私にとっては、「え。ユーザーの事を考えない広告屋がいるの?」的な旧態依然の業界人の認識を良く知る事ができました。(決して筆者の事ではない)
ネット以外の広告屋さんは、これを読んで考え方を変える必要があるでしょう。
ネットの広告屋さんは、ネット以外を良く知る事によって、新しい道が開けると思います。
特にスラムダンク1億冊感謝キャンペーンの制作ドキュメンタリーは、徹底的な消費者本位で素晴らしい。広告主(井上雄彦)も理解してこそ、いいキャンペーンが出来上がるという良い見本ですね。
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